CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:Learning,teaching,assessment)が、Council of Europeから出たのは、2001年のことでした。その3年後の、2004年9月に朝日出版社より日本語版『外国語教育Ⅱ 外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠』が出て、日本語教育の世界でもCEFRへの関心が高まりました。
日本語版に関しては、2008年に重版、そして、2014年に第3版の刊行となりました。第3版は、こちらからダウンロードが可能です。
/https://www.goethe.de/resources/files/pdf191/cefr31.pdf
2020年4月には、CEFR-CV(Common European Framework of Reference for Languages:Learning, teaching, assessment – Companion volume)が出されました。日本語版に関しては、2023年年夏にゲーテ・インスティトゥート東京から発表され、G7教育大臣会合で永岡桂子文部科学大臣(当時)に贈呈されました。そして、2024年3月版『言語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠―新能力記述文を伴うCEFR随伴版』が、このたび公開されました。便利になった今、ぜひCEFR-CVを読み込みませんか。
◆CEFR-CV 英語版
/https://rm.coe.int/common-european-framework-of-reference-for-languages-learning-teaching/16809ea0d4
◆CEFR-CV 日本語版
/https://www.goethe.de/resources/files/pdf328/cefr-cv-jap-mit-cover-finale-neu-v3.pdf
参考:https://www.goethe.de/ins/jp/ja/spr/unt/ger.html#i6459003
本書(この CEFR 随伴版)は CEFR(2001)に提示された要点を使用者にとってより使いやすい形で再提示したものであり、そこで示された能力記述文の全てを含んでいる。CEFR を教育目的で使用する際には、更新版である本書の方が、教員や教員養成者にとって使い易いであろう。本書では必要に応じて 2001 年版を参照するためのリンクや参考文献も掲載している。CEFR 各章の特定の内容に関する概念や手引きを確認したい場合は、2001年版を参照されたい。2001 年版はこの版が出た後も依然として有効である。
参考:*日本語版翻訳権 Goethe-Institut Tokyo
*日本語版 ISBN: 978-4-600-01379-0 2024年3月出版
*日本語版訳担当:
吉島茂(東京大学総合文化研究科名誉教授)
大橋理枝(放送大学教養学部教授)
森壮也(ジェトロ・アジア経済研究所新領域研究センター主任研究員、
手話学)第六章(手話)の訳文検討
*校閲:平高史也、藤原三枝子、村本麻衣、杉浦彩希、植栗裕子、丸山智子