現場から

 「ともに生きるまちづくりと日本語教育」に関する報告記事アップ      <中野ダイバシティフェスタ2023に参加しました!>(作成:寺浦久仁香氏)

10月29日(日)は、中野ダイバーシティフェスタの日でした。昨年も出かけていった私は、「ぜひ参加したい! 記事を書いて皆さまにお伝えしたい!」と思っていたのですが、他の用事と重なってしまい、その願いは叶いませんでした。

特に、今年は私も理事を務める「ともに生きるまちづくりと日本語教育」(以下、TIMJ)が参加団体として実に興味深い切り口で企画し、また、いつも一緒に活動をしている仲間達も留学生と一緒にフェスタに参加すると聞いていただけに、残念に思っていました。

しかし、本日、TIMJの代表理事である寺浦さんによる報告記事がアップされました。とても読みやすく、詳しく書かれた記事ですので、それをご紹介したいと考えました。ぜひご覧ください。

   「中野ダイバシティフェスタ2023」に参加しました! 

          https://timjnpo.org/?p=78

少しだけ、中野ダイバシティ2023とTIMJについてご紹介しておきます。

◆中野ダイバシティフェスタ

毎年秋になると、明治大学中野キャンパスにて「中野ダイバシティフェスタ」が行われています。そこでは、出展希望者が応募をし、思い思いのテーマで企画し、ブースを運営し、訪れる人々との交わりを楽しみます。主催者は、明治大学横田ゼミであり、毎回さまざまなテーマで繰り広げられています。

今年は<バラバラでいい>をテーマに、たくさんの団体が参加し、多様性とつながりを大切にして行われました。「バラバラでいい」とは、それぞれ個を大切にし、自分らしく生きる中で、ゆるやかに繋がっていくことを目指しています。

去年は、私も参加し、さまざまな部屋を周り、楽しみました。その中の一つに「第三者返答ショートムービー上映会と制作・主演者トークイベント」があります。この動画は何度か見ていますが、ぜひ堀田先生役の堀越さん、そして、関西学院大学のオストハイダさんにお会いしたいと思い、トークイベントに伺いました。そこでは、堀越喜晴さんの最近のご著書『世界を手で見る、耳で見る』の紹介があり、帰り道で早速購入して、読み始めました。さらに、その2か月後には、トークイベント登壇者のオストハイダさんに「アクラスZOOM寺子屋」で講師を務めて頂くなど、ダイバシティフェスタからいくつもの新たなつながりが生まれました。

【参考】

*第三者返答=話しかけてきた人の見かけの印象などから、その人との意思疎通が問題ないにも関わらず、無視して、その人と一緒にいる人に返答すること。

*第15回アクラスZOOM寺子屋<「やさしい日本語」から「わかりやすいことばへ~共通語としての日本語のあり方を考えるー>(講師:オストハイダ氏) https://acrasweb.jp/?p=443

■「ともに生きるまちづくりと日本語教育」(TIMJ)https://timjnpo.org/

TIMJは、2023年1月に私の友人寺浦久仁香さんが立ち上げた任意団体です。キックオフシンポジウムのリード文には、次のように記されています。

  「ともに生きるまちづくりと日本語教育」では、地域社会の持続可能な発展のために、地域のみなさまと協働しながら、インクルーシブな「まちづくり」、そして誰もが幸せ(Well-Being)に暮らすことのできるダイバーシティを推進した共生社会を目指します。そのためには、多様な「ことば」での対話を介し、市民がつながる多文化共生社会の実現が必須だと考えます。この度、団体の発足を祈念して、中野の「まちづくり」に尽力されている様々な分野の方々のお話をうかがい、対話で中野区のみなさまと「まちづくり」をつなぎます。

TIMJの活動第一弾として、この「中野ダイバシティ2023」への参加がありました。実施後寺浦さんは、次のように感想を述べてくださいました。

今回参加して一番得るものが大きかったのは自分自身だと思っています。心豊かな時間を過ごさせてもらいました。どれも良い交流ばかりでした。作っていく過程で手伝ってくださった仲間たち、当日来てくださった仲間たちと、いろいろ共有できたことが、何よりも良かったとつくづく思います。これを出発点として、さらにさまざまな活動を、皆さんと一緒にやっていきたいと思っています。

皆さん、いろいろな形でつながりませんか。より良い社会づくりは、自分達が暮らすまちづくりから始まります。みんなで発信し、対話を重ね、新たな協働を生み出していきませんか。

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