2025年3月31日、令和6年度2回目認定日本語教育機関審査の結果が、文科省のサイトにて公表されました。
1.認定結果
・申請機関総数 48機関
・認定とした日本語教育機関 19機関
・不認定とした日本語教育機関 0機関
・審査中に取下げを行った日本語教育機関 29件
2.認定結果一覧
/https://www.mext.go.jp/content/20250331-mxt_nihongo01-000041304_1.pdf
3.令和6年度認定結果表

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日本語教育機関の認定制度がスタートして丸1年。文部科学省は、初めての認定制度の実施にどれだけ準備、運営に大変だったことかと推察いたします。この制度について、SNSにはさまざまな意見・コメント(ネガティブなコメントが多いのがちょっと……)が出ていますが、新制度によって日本語教育機関の質の向上が実現され、より良い方向に向かっていくために何をしたらよいか、どう関わればいいかについて議論したいものです。そのためには、日本語教育関係者が一丸となって、「自分事」として向かっていくべきではないでしょうか。
現実をお伝えしますと、認定制度のスタートにより、さまざまな学校が真剣に教育の質について考え始めているのは事実であり、とても良い傾向だと思います。もちろん単に<「参照枠」に合わせた教育内容に組み立てれば済む>といった安直な考え方で、認定制度に臨もうとしている学校も存在します。しかし、多くの学校が真剣に「日本語学校はどうあるべきか。うちの学校は、どういう学校を目指しているのか」について考え始めている今、みんなで力を合わせて「やっと訪れたチャンス」を生かしていきたいものです。
私は2012年3月に日本語学校を退職してからは、それまで以上にさまざまな日本語学校の学内研修に出かけていくことが増えました。最近では、長い休みの期間は「日本語学校研修ラッシュ」となり、大忙しの毎日です。40年間、日本語教育に身を置いてきた私としては、「みんなで学び合おう。学校の垣根を越えて学ぶことが大切」という流れがどんどん生まれてきていることに、嬉しさを感じています。
「第2回の認定された日本語教育機関の数の少なさ」に、さまざまな声が出ていますが、1年目の令和6年度は、様子見の学校が多かったのではないでしょうか。また、大急ぎで申請したものの、明確に記述できていなかったことに気づき、申請を取り下げる決断をした学校もあったことと思います。一方で、「今は準備期間」と捉えて着々と次に向けて進んでいる学校があるのも現状です。明日から令和7年度がスタートします。「認定制度を自分達の力でよりしっかりとした制度にしよう」といった主体的な態度で関わっていきませんか。
