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 ラジオ「伝統文化を受け継ぐということ:三味線奏者 キーン誠己」公開

ロードツリーの小林秀樹さんが運営する「flash.fm(フラッシュドットエフエム)」に、「伝統文化を受け継ぐということ:浄瑠璃三味線奏者 キーン誠己」という3本のラジオ番組がアップされました。   

         ※それぞれに8分程度のメイキング動画もあります。

  なお、先日動画「日本人になって―ドナルド・キーンの生涯」(7分半強)も公開しました。ぜひご覧ください。

◆ラジオ1 「伝統文化を受け継ぐということ」(キーン誠己)

        ※弾き語りもあります。

   ・/https://stand.fm/episodes/68e760044d038bac0c06c9a9

   ・収録動画 https://www.youtube.com/watch?v=LbRRCo9VmJU&t=65s

◆ラジオ2  「伝統文化を受け継ぐということ」(キーン誠己) 

   ・/https://stand.fm/episodes/68e763c263759aabad9b6353

   ・収録動画 https://www.youtube.com/watch?v=kNt1xWEKXBc

◆ラジオ3「多文化共生社会を生きる日本人へ~ドナルド・キーンからのメッセージ」

             (キーン誠己 ✖ 嶋田和子)

   ・/https://stand.fm/episodes/68e7663c63759aabad9b638f

   ・/収録動画 https://www.youtube.com/watch?v=wvWGyj-Kl-g

ラジオ3は、特別編として私もキーン誠己さんと一緒に登壇し、キーンさんへの思いを語りました。また、小学6年生の教科書(光村図書)にある「かなえられた願い―日本人になること」の最後の部分「日本人へのメッセージ」を読み上げました。これは是非多くの方に知っていただきたいメッセージですので、ここに載せておきたいと思います。

   「かなえられた願いー日本人になること」ドナルド・キーン

          (「国語六」(光村図書2025年度~2019年度)p.230-236)

        <日本のみなさんへのメッセージ>(p.236)

   日本のみなさんは、もっと自国のことを知るべきです。よい日本文学を読むこと、そしてよい日本語を書くこと。日本の言語文化には、それだけの価値があります。それから、少なくとも一つの外国語を学ぶべきでしょう。自分の国を知るためには、外国のことを知らなければならない。自分が常識だと思うことも、他の国では常識ではないかもしれない。日本語にあって外国語にない言葉や、日本語になくて、外国語にある言葉がある。それを知ることは日本をより深く知ることになるとともに、世界人になることでもあるのです。そしてこのことこそ、時空をこえて変わらない私たち全ての人間にとっての真実だと思うのです。

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