第31回のアクラスZOOM寺子屋は、「伝説の国語教師」といわれた大村はまの教え子「苅谷夏子氏」にお越しいただきます。苅谷氏は、中学時代3年間大村はまから薫陶を受け、また、縁あって「大村はま記念国語教育の会」をずっと支え続けていらっしゃいました。
私は日本語教育に携わるようになって40年、どれだけ大村はまの著作から大切なことを教えてもらったかしれません。認定法が始まり、日本語教育機関ではどうやってシラバスやカリキュラムを作るかに目が行きがちな今こそ、「教えるとはどういうことなのか」「一人ひとりの学習者に向き合うとは、どういうことなのか」について考えていきたいと思います。
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日時:2025年9月28日(日)10時~12時
講師:苅谷 夏子氏(大村はま記念国語教育の会 理事長)
定員:25人
申込:https://forms.gle/p7KRfFGPcC2LFkWM8
★以下は、大村はまが98歳で亡くなる前日まで書いていたという詩、「優劣のかなたに」の第3節です。
「優劣のかなたに」 大村はま
学びひたり
教えひたる、
それは、優劣のかなた。
ほんとうに 持っているもの
授かっているものを出し切って、
打ち込んで学ぶ。
優劣を論じあい
気にしあう世界ではない、
優劣を忘れて
ひたすらな心で、ひたすら励む。
